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2005

とある小心者の散髪

美容院は苦手だ。
髪を切られることやシャンプー・ブロー自体は気持ちよくて
好きだし、切った後はこざっぱりするのでいいのだけど。
散髪に関しては、女でよかったと思う。
ロングにしていれば、頻繁に行く必要がない。

しかし、女の人が自分に手をかけているかどうか髪を見れば
判断が付くと聞いたことがある。
私は小心者だけども、基本的に見栄っ張りなので「うわっ、
この女ひどい髪型!もうちょっと自分に手をかけろよ。」とは
思われたくない。

自分で切ることは、次に美容院に行くことを考えると恥ずかし
すぎて二度と行けなくなりそうなのでできない。
となると、半年に一度ぐらいは(少なすぎ?)行かざるを得ないわけですな。


1.店選び

まず、店を選ぶのが苦手。お洒落なお店には「私みたいな者が
入っていいものか」と思うし、かといって適当な店に行って変な
髪形にはされたくないし・・・

以前神戸に住んでいた時には、都会の真っ只中ある激安美容院
に行っていた。
店内は広く綺麗で、美容師さんが沢山おり、お客も沢山。
手早く客をさばいていく感じなので、あまり会話しなくていいし、
顔を覚えられることもなさそうだ。

今は、引っ越してすぐに知り合いに教えてもらったところに、
ずっと通っている。
顔を覚えられるのは嫌だけど、それよりも新しいところを開拓する
ほうがもっと嫌なので。


2.希望の髪形を伝える

自分がしたい髪型をいかに楽に伝えるか。
切抜きを持って行くのが一番てっとり早い気がする。

切抜きを選ぶのも一苦労。芸能人の写真はまず選ばない。
顔が違いすぎて恥ずかしい。しかし、最近は雑誌の読者モデルや
カットモデルもめちゃくちゃ可愛いのですよ。
どう髪型を似せてもこの可愛らしい女の子にはなれんよなぁ。

この前、選びに選んでヘアカタログ系雑誌の中から切り抜いて
行ったら、雑誌の紙質が上質すぎて、「これ、普通の雑誌じゃ
ないでしょ?表紙切り抜いたんじゃないの?」と言われて
恥ずかしかった。

「ヘアカタログです」と言うのも、「張り切ってわざわざそんなの
買ったのか!」と思われそうで言えず、「表紙じゃないですよ」
と言うのがやっとだ。

自分としては「たまたま家にあった女性誌の中で気に入った
髪形を切り抜いてきた」という感じを醸し出したかったのにー。
「やけに分厚い雑誌だね。」と不審がられた。

一度、こじゃれた巻き髪なども挑戦してみたいのだけど、「お前
には似合わないよ」と心の中でつっこまれそうでとても言えん。ぶるぶる。

せめてできるのは毛先軽めのロングにしてもらって、自分で家で
こっそり巻くぐらいかな。運良くそこそこの形に巻けたとしても、
その髪型で外出する勇気があるかどうかは疑わしい。


3.カット中

さて、髪型はなんとか伝えたとして、カットの間、いかにやりすごす
かが課題だ。まず、鏡で自分を直視できん。鏡見るときって、
無意識に目を大きくしたりしてしまわないだろうか?
私はしてしまう。
それが美容師にばれたら恥ずかしいし、自分の顔をじぃぃっと
見るのってなんだか心苦しい。

美容師のカットの邪魔になることは分かりつつも雑誌を読もうとする。
これで話しかけてほしくないことは伝わるだろう・・・
そう思って、この前何気なく開いたページの記事を読んでたら
「そんなに叶姉妹好きですか?さっきから必死に読んでますねー。」
と言われた。開いてたのがたまたま叶姉妹のゴージャス生活を
紹介したページだっただけだ。
なんと答えたらいいのか分からないのでとりあえず笑う。

笑うと、次々話しかけられる。
笑ってないときの私は決して怒っているわけじゃなくても、
とても不機嫌そうに見えるようなのである。
美容師にしてみれば機嫌よくさせてカットしたいのだろう。

一番困るのがドライヤーしてるときにい話しかけられること。
聞こえない!けど聞き返せないので、ひたすらにこにこしてる。
ブローも終わって、鏡を使って後ろ見せられてどうですか?
と聞かれてもまず何かを指摘することはない。
早くそこから去りたくて。


4.カット後

理解不能なことに、私は最後に「わー、すごく軽くなりましたね♪」
とかわざわざ満足そうに言ってしまう。
幸いその美容院で変な髪形にされたことはないが、めっちゃくちゃ
満足してるわけでもないのに何故そんなに嬉しそうにするのだ?私よ。

会計を済ませ店を出ると、美容師や店員から見えなくなった
ところでもう一度鏡を見直して髪を整える。
顔に髪や服がついていないかもチェック。

美容院に行く日は、その後に人と会う予定を入れない。
美容院の仕上がりってどうなるか分からないもの。
ひょっとしたら、人に会えない髪型になってるかもよ?恐ろしい。

こうしてあと半年は、美容院に行かなくて済む。
帰ってやっとほっとできる。
髪を切るのも一苦労。

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